巡礼10日目③ グラニョン 止んでいた雨がまた降りはじめていた。 手袋をしていない手がかじかんだ。 上りの道がじわじわ続いていた。 早くアルベルゲのある村に入りたかった。 凍えそうに寒くて、それでもまだ坂道で、 だんだん腹が立ってきた。 誰もいない…
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