カミーノ ことばの巡礼  

深いところで私を変えたカミーノ巡礼。記憶を言葉に還していきます。

「自分を信じて旅に出る」

f:id:parasuatena2005:20180109192941j:plain

行きたいところは行けるところ 行きたいと思うのは行ってしまった未来が呼ぶからだ

 

サンチャゴ・コンポステーラの巡礼の道を歩いた日々。

最高に幸せだった。

 

最初は歩きながら、頭の中は雑念でいっぱいだった。

道を間違えていないかどうかとか。

どこでお昼を食べようかとか。

今日の宿はどうなるのだろうかとか。

 

でも旅の終わりにはガイドブックを手放していた。

道は道自身が教えてくれた。

私は歩くだけだった。歩くということだけが起こっていた。

 

フランスのサンジャン・ピエ・ド・ポールから

スペインのサンチャゴ・コンポステーラまで。

 

カミーノ巡礼「フランス人の道」を約一ヶ月かけて歩いた日々。

道の途上で出会った人たち。みんなやさしかった。

 

12日目に出会ったフランス人のイヴとは、歩く速さが奇蹟的に一緒だった。

泊まりたい宿の好みも、歩きたいコースも、自炊派というところも同じだった。

 

だから最後まで一緒に歩いてしまった。

歩けてしまった。

誰かと一緒に歩けるなんて思ってもいなかったのに。

 

サンチャゴからさらに3日かけてわたしたちは、フィステーラの海まで歩いた。

見たかったものを私は見た。世界は美しかった。

 

幸せな記憶をアウトプットする。 

自分を信じて旅に出たように、カミーノの旅のことを書いてみる。

 

 

にほんブログ村 旅行ブログ スペイン旅行へ
にほんブログ村