2度目のカミーノ 「ルピュイの道」を旅して
ルピュイの道へ
2017年にカミーノ・フランセを歩いて以来、私はこう思っていたのだった。
1 起こることはすべて完璧である。
完璧なタイミングで、すべての善のために、今この瞬間はある。
2 私は守られている。何が起こっても大丈夫である。
3 「良い」「悪い」などの判断は、ただの見方に過ぎない。
起こってくる状況をどう意味づけするかは自分で選択できる。
ルピュイ・アン・ヴレー。
2度目のカミーノ はこの街から出発した。
2019年3月29日から4月22日まで。
ルピュイからモワサックまで431km。
そしてロカマドール ・ルート122km。
この旅で私は・・・
フランス人、ドイツ人、アメリカ人、ベルギー人の友達ができた。
出会った人や世話になった方々に、折り鶴を贈った。
ミサの時、フランス語で『主の祈り』を唱えることができるようになった。
2度、「死ぬかもしれない」と本気で思った。
ロカマドールの黒いマリア様に会うことができた。
歩かなければ得られなかったであろう、たくさんの気づきを得た。
体験を言葉にするということは、記憶で巡礼すること。
もう一度、言葉という杖を手に、ルピュイの道をゆっくり歩いてみようと思う。